一級樹脂接着剤注入施工技能士とは?コンクリート補修のスペシャリスト資格を解説!
「一級樹脂接着剤注入施工技能士」って、どんなことをする人なの?
これはコンクリート外壁や床、橋脚などにできた浮き・ひび割れを、エポキシ樹脂などを注入して補修する技術を極めた職人に与えられる国家資格だよ。
鋼橋や建築塗装と同じ「技能検定」シリーズのひとつで、**樹脂注入分野の最上位資格が“1級”**なんだ。
普通の補修と何が違うの?
樹脂注入工法は、
1.浮きやクラックの位置を調査
2.ドリルで穿孔(せんこう)
3.専用ノズルを取り付け
4.エポキシ樹脂を高圧または低圧で注入
5.表面をパテ処理して仕上げ
という流れ。
内部の空洞を樹脂で充填・接着して部材の強度を回復させるから、単なる表面塗装より高度な判断と技術が要るんだ。
試験は難しい?
かなり本格的。
学科
金属材料・塗料化学・膜厚管理・安全衛生・法規
実技
〈例〉鋼板に3工程(下塗り・中塗り・上塗り)を制限時間内で仕上げ、外観/膜厚/付着力を規定値に収める
受検には実務経験 7 年以上(または二級取得後 2 年以上)が必要なので、そもそも熟練者でないとチャレンジできないんだ。
どんな現場で活躍しているの?
・マンション外壁のタイル浮き補修
・学校・病院の大規模改修
・高速道路の橋脚や床版のひび割れ補修
・地下駐車場の漏水止水工事
要するに、コンクリートの寿命を延ばす補修現場に欠かせない存在なんだ。
発注者としては、どうチェックすればいい?
1.見積書に「一級樹脂接着剤注入施工技能士」の人数が明記されているか
2.実際に現場に入る職人が資格保持者かを確認
3.調査報告書・注入記録(圧力・樹脂量)を提出してもらえるか
これを押さえると、手抜きや過少注入のリスクを大幅に減らせるよ。
まとめ:一級樹脂接着剤注入施工技能士は“コンクリート延命のエキスパート”!
・ひび割れ・浮きを内部から確実に補修する高度技術者
・学科+実技+実務経験が求められる国家資格で信頼性抜群
・公共・民間を問わず、建物やインフラの長寿命化に不可欠
大切な建物を長く守りたいなら、「一級樹脂接着剤注入施工技能士」が携わるかどうかを、ぜひチェックしてみてね!

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