モルタル壁に浮き膨れの原因
モルタル壁が浮いたり膨れたりすることってあるの?
あるんです!モルタル壁は強度が高くて丈夫な外壁材ですが、施工後に時間が経つと、表面が浮いたり、膨らんだりすることがあります。
壁が浮いてくると、ひび割れが発生しやすくなったり、最悪の場合、モルタルが剥がれ落ちてしまうこともあるんです!見た目が悪くなるだけじゃなく、建物の耐久性にも影響するので、しっかり原因を知っておくことが大切ですよ。
なんでモルタル壁に浮きや膨れができるの?
モルタル壁が浮いたり膨れたりする主な原因は 「下地との密着不良」「水の侵入」「温度変化」「経年劣化」 の4つが考えられます!
1. 下地との密着不良
モルタル壁は、コンクリートやラス網(ワイヤーメッシュ)などの下地の上に塗り重ねて施工するんですが、このときにモルタルと下地の密着が弱いと、時間が経つにつれて浮いてきてしまうことがあるんです。
特に、新築時の施工で「下地処理が不十分だった場合」や「モルタルを塗るタイミングが適切でなかった場合」に、浮きやすくなります!
2. 水の侵入
外壁にひび割れができたり、シーリング材が劣化したりすると、そこから雨水が入り込んでしまいます。水が下地とモルタルの間に染み込むと、モルタルが剥がれやすくなり、浮きや膨れが発生しやすくなるんです!
特に、塗装が劣化して防水性が落ちていると、モルタルが水を吸収しやすくなり、雨の多い地域ではこの影響が顕著に出ます。
3. 温度変化による膨張・収縮
モルタルは気温や湿度の変化によってわずかに膨張・収縮を繰り返します。この動きが長年続くことで、モルタルと下地の間に隙間ができ、浮きや膨れの原因になることがあるんです。
特に、夏の暑さと冬の寒さの温度差が大きい地域では、この影響が出やすいですね。
4. 経年劣化
どんなにしっかり施工されたモルタル壁でも、長い年月が経つと、徐々に下地との密着が弱くなり、浮きや膨れが発生することがあります。
特に、30年以上経過した建物では、壁の剥離や浮きが目立つことが多いんですよね。
浮き・膨れが発生したモルタル壁はどうすればいい?
モルタル壁の浮きや膨れを見つけたら、そのまま放置しないことが大切! 早めに対策をすることで、被害を最小限に抑えられます。
【軽度の浮きや膨れの場合】
部分的に補修する
壁の浮きが小さい場合は、専用の補修材を使って部分的に補修することができるよ。
ひび割れをシーリング材で埋める
浮きの原因が「ひび割れからの水の侵入」の場合は、シーリング材でしっかり隙間を埋めて水の侵入を防ぐことが重要!
再塗装する
浮きが軽度で、モルタルが剥がれていない場合は、塗装をやり直すことで防水性を向上させられるよ!
【重度の浮きや膨れの場合】
浮いた部分を撤去する
モルタルの浮きが大きい場合は、浮いた部分を削り取って、しっかりと補修し直す必要がある!
モルタルを塗り直す
もし下地との密着が悪い場合は、新しいモルタルを塗り直すのがベストな方法になるね。
外壁を張り替える
範囲が広く、モルタル全体が劣化している場合は、思い切って外壁をリフォームするのも一つの方法。最近では、モルタルの上からサイディングを張る「カバー工法」なども選択肢として考えられるよ!
そもそも、モルタル壁の浮き・膨れを防ぐ方法はある?
完全に防ぐのは難しいけれど、日頃のメンテナンスや適切な施工をすることで、浮きや膨れのリスクを減らすことはできる!
✅ 定期的にひび割れやシーリングの劣化をチェックする
→ ひび割れや目地の劣化を早めに発見すれば、水の侵入を防げる!
✅ 防水性の高い塗料を使う
→ モルタルの塗装が劣化すると水を吸いやすくなるため、定期的に塗装をすることが大切。弾性塗料など、ひび割れに追従しやすい塗料を選ぶと◎
✅ 外壁の定期点検をする
→ 10~15年ごとに外壁の状態を専門業者にチェックしてもらうことで、大きなトラブルを未然に防げるよ!
まとめ:モルタル壁の浮きや膨れは早めの対策が重要!
モルタル壁の浮きや膨れは、「下地との密着不良」「水の侵入」「温度変化」「経年劣化」などが主な原因。特に、水の侵入を放置すると、モルタルが剥がれ落ちるリスクもあるので注意!
浮きを見つけたら、軽度なら部分補修、重度ならモルタルの塗り直しや外壁の張り替えを検討するのがベスト!
定期的な点検とメンテナンスを行うことで、モルタル壁を長持ちさせることができるので、気になる症状があれば早めに対策するのがおすすめ!