外壁塗装の下塗りとは?見えないけれど超重要な“塗装の土台”を解説!
外壁塗装って「色を塗る」だけじゃないんだよね?
そうそう!実は外壁塗装って、3回塗り(下塗り・中塗り・上塗り)が基本なんだ。
その中でも一番目に塗る「下塗り」は、見えないけどめちゃくちゃ重要な工程なんだ。
下塗りは、**仕上げ塗料の密着性を高めて、塗装の持ちを良くする“土台作り”**の役割をしているんだ。
具体的に、下塗りって何をしてるの?
下塗りでは、「下塗り材(プライマー・シーラー・フィラーなど)」と呼ばれる専用塗料を使って、
外壁の表面に塗料がしっかりくっつくための接着剤のような層をつくっているんだ。
例えば…
吸い込みの激しい外壁を均一に整える
劣化した下地を強化する
仕上げ塗料がムラにならないようにする
といった役割があるから、下塗りを手抜きすると、上塗りが早く剥がれたり、見た目が汚くなったりするんだ。
中塗りや上塗りとは違う塗料を使うんだ?
そう!
下塗りでは、「透明」や「白色」の専用塗料が使われることが多いんだ。
これは中塗り・上塗りに使う着色された仕上げ塗料とはまったく別物なんだ。
よく使われる下塗り材には、こんな種類があるよ。
■ プライマー
→ 下地と塗料の密着性を高める接着剤のような役割。
金属やコンクリートなど、つるつるした面にも使える。
■ シーラー
→ 吸い込みを防ぎ、下地を整える役割。モルタルやALCなど吸水性のある外壁材に使われる。
■ フィラー
→ 小さなひび割れや凹凸を埋めて、なめらかな仕上がりに整えるタイプ。
とくにモルタル外壁に多く使用される。
下塗りをしないと、どうなるの?
これ、実はすごく怖い話で…
・数年で塗膜がペリペリ剥がれてくる
・色ムラが出て見た目が悪くなる
・雨水が侵入して外壁が劣化しやすくなる
なんてことが実際にあるんだ。
つまり、**どれだけ高級な上塗り材を使っても、下塗りがダメだと意味がない!**ってこと。
だから、「どんな下塗り材を使いますか?」と業者に確認するのはとても大事なんだ。
下塗り材って、外壁の種類によって変わるの?
うん、かなり変わるよ!
たとえば…
・モルタルやサイディング → シーラーや微弾性フィラー
・金属系の外壁(ガルバリウムなど)→ 専用の金属プライマー
・ALCパネル → 吸水性が高いため、厚めのシーラーやフィラーを使うことも
外壁材の特徴や劣化具合に合わせて、最適な下塗り材を選ばないと、性能を発揮できないんだ。
下塗りはどのくらい時間がかかるの?
一般的には、1日で終わることが多いよ。
でも、外壁の面積や劣化の状態によっては2日かかることもあるし、しっかり乾燥させる時間も必要なんだ。
塗料によっては「◯時間以上乾燥させてから中塗りをしてください」って決まってるから、焦って次の工程に進むと失敗のもとになるんだよね。
業者がちゃんと下塗りしてるかって、見てわかる?
下塗りは無色や白だから分かりにくいけど、塗った面がほんのりツヤっぽくなる、白く見える、などの変化があるよ。
それでも不安なら、工程ごとに写真を撮ってくれる業者を選ぶと安心!
「今日は下塗りまでやりますね」
「今、フィラーを塗ってます」
みたいに**工程を逐一説明してくれる業者なら、信頼感があるよね。
まとめ:下塗りは“外壁塗装の土台”!手抜きは厳禁!
下塗りは、仕上がりの見た目・耐久性・防水性を左右する、超重要な工程。
派手ではないけれど、外壁塗装を長持ちさせるためには欠かせない作業なんだ。
✅ 下地との密着を高める接着剤のような役割
✅ 外壁の種類に合わせて、最適な下塗り材を選ぶことが大事
✅ いい上塗りも、下塗りがしっかりしていなければ意味がない!
これから外壁塗装を考えている人は、「下塗りは何を使うんですか?」「工程写真はもらえますか?」とぜひ業者に聞いてみてね!
見えない部分だからこそ、丁寧にチェックして、後悔のない塗装工事にしよう!