現場ブログ 塗装に関するマメ知識やイベントなど最新情報をお届けします！

職業訓練指導員とは？技能者を育てる“教えるプロ”の役割を解説！

「職業訓練指導員」って、学校の先生とは違うの？

似ているけれど、少し立ち位置が違うんだ。
職業訓練指導員は、公共職業能力開発施設（ポリテクセンターなど）や民間の認定職業訓練校で、求職者や在職者に対して実践的な技能・知識を教える専門インストラクター。
いわば「職業に直結する技術教育のエキスパート」だよ。

どんな分野を教えている人がいるの？

分野はとても幅広いよ。例えば――

・建築・塗装・配管などの建設系

・機械加工・溶接・CAD／CAMなど製造系

・電気設備・情報処理・ネットワークなどIT＆電気系

・介護・調理・サービス系

それぞれの分野ごとに指導員がいて、現場で求められる技能を“実演＋実習”で教えるスタイルが特徴なんだ。

資格はどうやって取るの？難しい？

取得ルートは主に２つ。

❶ 講習ルート

内容：都道府県が実施する「職業訓練指導員講習」（学科＋指導法）を受講し修了試験に合格
期間・条件：約130時間（10〜15日程度）／実務経験7年以上 など

❷ 検定ルート

内容：「職業訓練指導員免許試験」（学科のみ）に合格
期間・条件：各職業能力開発協会が実施／実務経験7年以上 など

どちらも実務経験が前提で、学科内容には「教育法」「労働安全衛生」「心理学」「能力開発促進法」など、**“教えるための理論”**が含まれているよ。

職業訓練指導員になると、どんな仕事をしているの？

・座学＋実技カリキュラムの作成と更新

・実習機械や設備の準備・安全管理

・訓練生の技能評価・就職支援

・企業ニーズを反映した短期講習の企画

・資格試験（技能検定など）の受検指導

要するに、教育者・技術者・キャリアコンサルタントの３役をこなすイメージ。

メリットは？持っていると何がいいの？

1.指導職・研修担当としてのキャリアが開ける

2.公的施設の非常勤講師や企業内教育部門で重宝される

3.技能検定など国家資格の受検指導ができる

4.教育手法を学ぶことで、現場の後輩育成にも役立つ

現場経験＋指導スキルを両立できるので、セカンドキャリアとして取得する職人さんも増えているよ。

現場と学校、どっちの仕事がメインになるの？

配属先によるけれど、

・公共職業能力開発施設 → 教壇に立つ時間が多め

・企業内教育部門 → 現場業務と指導を兼任

・民間の認定職業訓練校 → 実習指導と企業連携が中心

いずれも、**“教えながら自分も最新技術をアップデートする”**のが職業訓練指導員の醍醐味なんだ。

まとめ：職業訓練指導員は“技能を次世代につなぐ架け橋”！

・現場経験を教育に活かす国家資格者

・分野は建設・製造・IT・サービスまで多彩

・教育学・安全衛生・キャリア支援も兼ね備えた専門職

技能や資格を「教える仕事」に広げたいなら、職業訓練指導員免許の取得を検討してみてはいかが？
現場で培った技術を、次の世代へバトンパスできるやりがいが待っているよ！