塗装前の高圧洗浄とは?“塗膜を長持ちさせる”最初の超重要ステップ!
塗装をする前に高圧洗浄? いきなり水で洗う理由って何?
実は塗装で一番大切なのは、“下地をどれだけキレイにするか”なんだ。
高圧洗浄は、外壁や屋根に付いたホコリ・カビ・コケ・チョーキング粉・排ガス汚れを一気に除去し、
塗料がしっかり密着できる素地を整えるために行う“必須工程”だよ。
高圧洗浄の基本メカニズム
・使用機材
高圧洗浄機(7~15MPa:一般の家庭用の約5~10倍の圧力)
・洗浄水量
10~15L/分で一気に洗い流す
・洗浄距離
外壁:ノズル先端を20~30cm離す/屋根:10~20cm
・時間の目安
戸建て外壁&屋根で 6~8時間(乾燥は24時間以上)
ポイント:圧が強すぎると下地を傷めるので、材質に応じて圧力を調整するのがプロの腕の見せどころ!
高圧洗浄を怠ると起こるトラブル
1.早期の塗膜剥離
汚れと一緒に塗膜が浮き、1~2年で剥がれることも。
2.色ムラ・艶ムラ
表面の油分や旧塗膜粉が残ると、塗料が弾いてムラになる。
3.カビ・コケ再発
根が残ると、塗装後も下から繁殖し塗膜を押し上げる。
結局、“安く・早く”済ませたつもりが大きな出費に繋がるんだ。
高圧洗浄の種類と使い分け
水洗い(標準)
バイオ洗浄
トルネードノズル
ソフト洗浄(低圧)
洗浄後の“乾燥時間”が肝心
夏季:6~12時間
春秋:24時間
冬季 or 湿気が多い北面:36時間以上が理想
水分が残ったまま塗装すると、**膨れ・白化(ブリスター)**の原因になるから、
**「洗浄→翌日は乾燥日、その次に下塗り」**が王道工程だよ。
施主(お客様)がチェックすべきポイント
・洗浄圧と施工範囲を書面で提示しているか
・バイオ洗浄が必要な箇所を現場調査で説明してくれるか
・洗浄中の写真を撮影し、報告書で確認できるか
・養生(水しぶき対策)が隣家・植栽にも徹底されているか
これを押さえれば、「念入りにやった」かどうかが一目でわかるよ!
まとめ:高圧洗浄は“見えない所ほど大切”な塗装品質のカギ!
・塗装前の必須工程。汚れゼロ→密着100%
・水圧・洗浄剤・乾燥時間を現場ごとに最適化
・手抜き=塗膜寿命を半減させる最大リスク
外壁塗装を成功させたいなら、「高圧洗浄はどのくらい時間をかけますか?写真で確認できますか?」
この一言で、工事品質の違いがぐっと見えてくるよ!